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 売上(注文)伝票のフォーム

 ほとんどのお店では、まず、お客さんから注文があった段階で、売上(注文)伝票を付けますよね。皆さん、ここには、注文(ラーメンとか餃子とか)と数量・単価は必ず書くと思いますが、これにちょっとだけ手を加えて、自分が欲しい情報を入手しましょう。
 小さな飲食店の場合、市販の会計(注文)伝票を使用すると思いますが、ココに、お客さんがお店に入った時間・食事を終え会計を済ました時間などをメモしてみましょう。これにより一定時間当りの客数や客席回転率が分かります。また、男女の別・おおまかな客層・年代などを知ることには、新たなメニュー開発の大きなヒントになるはずです。

@ 事前に伝票NO、日付等を記入しておきましょう。
 飲食店のように現金商売の場合、税務調査の対象に成り易いようです。その理由は、売上の一部を抜く売上除外の方法により脱税し易いからでしょう。そのような在らぬ疑いをかけられないようにするためにも、会計伝票の売上高とレジの売上高は必ず一致するようにし、会計伝票もきちんと日付・NOを振りきちんと管理すべきでしょう。

A 来客数・テーブルナンバーを記載しましょう。
 テーブルNOは注文を出すために必要なだけではなく、客席稼働率などを知るためにも必要です。(例えば、2名で来店し、4人がけのテーブルを使用した場合には、客席稼働率は50%となり、混雑時には非効率であることなどが分かります。)

B 注文(品名・数量・金額など)を記載しましょう。

C その他必要な情報を書き込みましょう。
・男女の別→新たなメニュー開発に必要な情報です。また、女性が多い場合は、お店の雰囲気・清潔感等についても更に気を付けなければいけないかも知れません。
・来店時間・出店時間→客席回転率等を知るために必要です。注文時と会計時に時間をメモするだけで充分です。少なくともランチタイムかディナータイムかくらいは区分しましょう。
・年齢層→おおまかな年齢層・グループの構成(家族連れ・OLさんのグループ)を把握することは、今後のお店の運営上重要になるはづです。
その他→クレーム(苦情)・問題点があればメモしておきましょう。その問題点を改善していけば、よりよいお店になるはずです。
 

会計伝票は、まづ初めにどのお店でもつける当たり前のものですが、少し工夫するだけで経営上重要な情報やお店の改善のために必要な情報を提供してくれる、非常に重要な資料です。皆さんも少しの工夫で、役立つ情報を手に入れてください。

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