来客数を増やすためには?
来客数を増やす為には、ターゲットの明確化お店を知ってもらう(広告・宣伝活動)リピーターになってもらう ことが必要です。そのための、対策について考えて見ましょう!
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ターゲットの明確化
そもそも、自分のお店は、どんなお客さんをターゲットにしているのか?もう一度考えてみて下さい。で、お店の立地条件などからターゲットは間違っていないか、検討すべきだと思います。
ターゲットエリア(商圏)の人口・世帯数などのリサーチ
まず、お店が、オフィス街にあるのか、住宅街なのか、それとも駅前の商店街なのかにより、ターゲットとすべき客層は、ある程度決まってきます。
例えば、自分のお店が住宅街にあり、駐車場がなくお客さんが徒歩で来店する場合、その商圏はお客さんが歩いて来れるエリア、つまり徒歩10分〜15分のエリアが商圏になるでしょう。そうしたら、まずはそのエリアの居住人口・世帯数を調べましょう。これは、区役所で、町丁目別の男女別人口と世帯数の統計データを見れるので、すぐに分かります。また、1世帯当たりの人口は、人口を世帯数で割れば求められるため、単身者が多いか、ファミリーが多いかなども分かります。さらに、実際に、自分の足で歩いてみて、居住者のおおまかな層(新築マンションが多いので、若いファミリーが多そうとか、ワンルームマンションが多いので単身者が多いとか)も把握しましょう。また、実際に歩いてみて、近くにショッピングセンターや、レジャー施設などの誘導施設があるかどうかも、改めて確認しましょう。これらの情報を基に、自分のお店にあった、ターゲットエリアマップを作ってみると、意外と役に立つはずです。
これに加えて、店舗前での交通量調査や、商圏内での競合店の有無等を確認することにも忘れないようにしましょう。
居住者・店舗前の通行人ともに家族連れが多ければ、やはりファミリーをターゲットにしたお店造りを心がける必要がありますし、学生さんなど単身者が多い場合には、ある程度ボリュームがありしかも低価格のメニュー作りが必要になるかもしれません。
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お店を知ってもらう(広告宣伝活動)
上記の作業により、ターゲットとすべき客層がきまったら、そのターゲットとなる人たちに自分のお店を知ってもらわなければいけません。なぜなら、自分のお店が知られていなければ、お客さんは来てくれないからです(当然!)。
お店を知ってもらうための広告宣伝には、色々な方法があります。テレビでCMをながすとか、新聞に折り込み広告を出すとか。でも、これらは、お金が掛かりすぎて、小さな飲食店にとっては、不可能でしょう。
お金を掛けづにできる広告宣伝といれば、やはり自分でパソコンを使ってビラを作り、駅前で配ったり、商圏内の家のポストへ直接投函したり、あとは、ホームページを作ったりする方法が考えられます。もちろん、ビラを配ったり・ポスティングしたりするだけでは、そう簡単にはお客さんは来てくれません。割引券だとか・ワンドリンクサービスだとか、何らかのインセンティブが必要でしょう。でも、ここで注意すべきは、割引販売は、利益率を低下させますし、本来最も大切にすべき常連さんは、(割引なしの)通常の料金で飲食しているため、常連さんが不愉快に思わないような対策も併せて行なう必要があります。
やっぱり、最も効果的な広告宣伝の方法は、ホームページでしょう。今は、お店を探す場合、検索サイトのキーワード検索で探す場合が非常に多いですよね。お客さん自らがお店を探しているということは、金額等の条件さえ一致すれば、来店してくれる可能性が高い。ホームページを作成して、ヤフーやGoogleなどの検索サイトで上位表示されれば、集客にかなりの効果があるということです。しかも、「飲食店」とか「居酒屋」とか、ビックキーワードで上位表示される必要はありません。「墨田区 居酒屋」とか「墨田区 美味しい イタリアンレストラン」とか、スモールキーワードで上位表示されれば充分です。ホームページの作成も、SEO(検索エンジン)対策も、自分でやればほとんどお金が掛かりません。迷っている暇はありません、ホームページがないお店は、今すぐにホームページを作りましょう。
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リピーターになってもらう
せっかくお店に来てもらっても、1度きりならお店の売上は上がりません。繁盛店を作るためには、何度もお店に来てもらう・いかに常連さんを沢山確保できるかがポイントです。そのための最低条件は、美味しい・サービスがよいということでしょう。美味しくない・店員さんが無愛想なお店には、2度と行きたくないですよね。
美味しい・サービスがよいという最低条件をクリアーしたお店は、更に、何度もお店に来てもらうため・お店をよりよくするための対策を考えましょう。
まづ1つ目は、顧客管理です。特に、居酒屋さんとか予約の多いお店や、客単価の高い高級店では、顧客カードを作って、お客さんを管理しましょう。顧客カードの情報を基に、お客さんの誕生日に特別優待券等を贈り、再来店を促したり(通常誕生日等のお祝いの場合、単価が高くなり、割引やケーキのサービス等を行なってもある程度の利益率を確保できます)、忘年会シーズンに、常連さん限定プランの案内を送付することにより予約を取れたり、必ずメリットがあるはずです。
次に、お客さんにお店の改善点や、満足点などについてのアンケートをお願いするのも1つの方法だと思います。このアンケート結果から、お店の問題点等を見つけ出し改善するのはもちろんのこと、アンケートに住所・氏名・生年月日などを記載してもらえば、上記の顧客カードの作成にも役立ちます。もちろん、アンケート結果及び個人情報は、お店の経営改善や、お客さんへの案内等の為にしか使わない旨の説明も必要です。
予約してもらったお客さんや、アンケートに記入してもらったお客さんへ、お礼状を出すのもリピーターになってもらうためには有効です。そこに、何らかお得な情報があれば、再来店を促すかもしれませんし、何より、お客さんに、自分は特別なお客さんだ、と思ってもらえれば、常連さんになってあげよう・応援してあげようと思ってもらえるかもしれませんし。
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*以上のようなプロセスで、商圏のターゲット客を決め、その人たちにお店を知ってもらい、新しいお客さんに来てもらう、そして満足してもらい再来店してもらう。そして、少しでも多くのお客さんに固定客になってもらうことが、繁盛店を作る為には不可欠です。
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